宝剣 純米吟醸 酒未来
置いてる酒屋からは信頼を得てそうな気がする、
今回はそんな宝剣です
こちらは十四代が開発した酒米『酒未来』にて醸した純米吟醸です。
酒未来、、名前が良いですよねw
昔にレトロラベル(これが安くてめちゃ旨い)や緑のラベルの宝剣を飲んだことはあります。
その時の感想は今風というよりは、とっても真面目な、まっすぐなお酒といった印象。
そういう印象を受けましたが、今回はラベルには気合の入った紙に、目を引くイエローです!
個人的には今までの宝剣でなく、少し華やかさもプラスされているのでは!?
そんなイメージで購入してみましたがどうなんでしょう?
参りましょう!!
■スペックはこちら!
・価格 3630円/1800ml
・酒米 酒未来
・精米歩合 50%
・度数 16%
・製造地 広島県産
・蔵元 宝剣酒造
・製造年月 2023/8月
・開封日 2023/9月
・酸度
・酵母
■香り
んー、冷えてるから香りが閉じこもってる?
香りは控えめ新潟清酒のような香り。
十四代や酒未来のイメージで勝手に
「華やかなんだろな〜」
なんて思ってましたが違います。
前に飲んだ『グリーンラベルのくどき上手 酒未来』が華やかだったもんで、、
これから温度が上がるにつれて膨らんできそうな、そんな程度の立ち香ですね。
飲む
もっと含みに華やかさあるのかと思った。というかそれを期待していたのでちょっと「んん?」ってなってしまった。
でも絶妙な塩梅かも?
これは数日後に化けそうな感じ。まだ固い。やはり真面目な酒という印象。
全然世間の流行りとかに媚びてないながら、実に惹かれるものも感じる。
あとからじわ〜っと味わいが追いかけてくる。
『グリーンラベルのくどき上手 酒未来』の華やかさを引いた感じ。
なるほどなぁ。こうゆう酒未来もあるのか。
しかし味わいの芯の部分はまだ開花してないね。
最近の嗜好は「香りぶわっと華やか系」が飲みたい気分でしたのでミスマッチ、、。
(『宝剣 酒未来』に期待を寄せたが、こちらはめちゃ硬派でした)
「俺に過度な華やかさ求めてんじゃねぇ!」
と杜氏の土井鉄也氏に怒られそうだ。
(僕の勝手な妄想のお話です。土井さんは昔かなりのワルだったらしいw)
でもこの宝剣深いね。
考えてしまう酒だ。かなり良いかも。
どちらかと言えば辛口。苦みすらある。
食中酒寄りかと思われる。
単体でもいけるけど個人的にはもう少し甘さがやっぱり欲しい 。
これは食事と一緒がおすすめかと思う。
出汁の効いた和食、山菜の天ぷら、枝豆、、
うーん、夏酒ってイメージが近いのかな?なんかそんな印象。
みずみずしさの中に苦みがある。
香りは最低限なんだけどじわりと広がってくる
夏の食材との相性は抜群のように思う!なすび料理なんかもえぇですなぁ〜。
飲み進めるとなんのひっかかりもなく、水々しい含みにじんわりくる甘旨(甘くはないしフルーティーでもない)、ラストの苦みで杯が進む
重たくもなく、クドくもないのでキリがない
んー、これぞ食中酒と唸る酒。
確かに『グリーンラベルのくどき上手の酒未来』と通づるものを感じられる。
酒未来って夏酒って枠なのかな?知らんけどw
ただ苦みを感じるのは共通してますね。
これはこれで美味なり。
後日
改めて飲むと甘い。なんなんだろ?
今までの日本酒の「甘い」って僕の感覚とまた違う。じんわりと甘い。
んー伝えるのが難しい!w
本当に水のごとく、とてもクリアで透明感抜群です。
たぶん水めっちゃ旨いはず。
でもふと土井さんは本当に酒未来で醸したかったのか?と思ってしまった。
酒未来なので甘めに仕上げるとゆうニーズ(おそらく世間はそんなイメージ?)に無理矢理合わせたのかなぁ?なんて非常に勝手な妄想をしてしまった。
宝剣ってどちらかといえばそういう路線ではないような気がするので(またもや勝手な思考)限りなく食中酒寄りに仕上げて香りも最小限に抑えて口内も華美にしない仕上がりに。そこは譲れない!ってものを勝手に感じます、、はい。ごめんなさい。
本当に適当なこと言ってごめんなさい。
甘辛どちらもいいバランスで、本当に邪魔はしないけどやや華のある日本酒。
ただひょっとすると僕は酒未来とゆう酒米がそんなに好みでないのかもしれない。
もしくは酒未来のMaxのポテンシャルを未体験なのかもしれない。
十四代を飲めば答えは分かるのか・・・?
なんとなくだが『酒未来』は十四代というイメージ先行で売れているような気がしてしまう。
実は本当は醸すのが凄く難しいのでは?と感じました。
あとがき
さて今回の『宝剣 純米吟醸 酒未来』
鍋物ってより、食事の温度の低めの物に合いそう。冷たいものとは抜群に合いそうな予感(枝豆、冷奴、胡瓜とか漬物なんでも、水なす、前菜もの)単体でも美味しいけど食中酒向きかな?
個人的な妄想意見ばかりでしたがお許し下さいませ!ありがとうございましたm(_ _)m