静岡のレジェンド!開運
1872年創業、2022年には150年を迎えた老舗蔵
開運といえば「能登四天王」の一人と称される今は亡き伝説の杜氏「波瀬正吉」さんが在籍しておられました。開運の最高峰のお酒は彼の名を冠したそのまんまの商品名
「波瀬正吉」です。
「商品名 俺」ですね
昔UCCのブラック缶コーヒーのCMで
「原材料 コーヒー 以上」
って言ってたのを彷彿とさせますw(んなわけねぇだろ)
僕は石川の「宗玄 雄町 無濾過生原酒」を飲んだ時に
「旨すぎんだろこれ‼」
という衝撃を久々に受けたのですが、宗玄の杜氏「坂口幸夫」さんは、
なんと開運の「波瀬正吉」さんのもとで修業をされたそうな、、、
開運は一度も口にしたことがないのでとても楽しみなのであります!
では参ろう!
■スペックはこれ!
・価格 3300円位/1800ml
・ 製造年月 2023年9月
・開封日 2023年9月28日
・使用米 山田錦
・精米歩合 55%
・度数 16%
・製造産地 静岡県
・蔵元 土井酒造場
初日
大阪、八尾の有名な三井酒店にて購入(この店がまぁおもろいw)
香り
九頭竜の純米を思い出した。 静岡なのになぁ、、という印象。
もっと静岡のそれっぽいかと思ったのでびっくり。
立ち香は火入れのせいか穏やかです。そこはひやおろしなのでね!
味わい
磯自慢みたいな香りや苦み、また初亀(急冷美酒しか飲んだこと無いけど)の甘さとかとはまた違った印象。 ボリュームあるなぁ!これ16度とはあんまし思わない。
もっと度数あるんじゃね?と思ってしまう
言い方によっては「どっしり」ささえ感じる
改めて飲むといきなり最初に苦みあり。うん、苦いなw
味のある純米。ひやおろしだけにやや色づいてる。
この苦みが次の杯を誘うあたりは静岡!って感じなんだけど、冷えた状態なら最初の味わいには苦みが感じない。温度の変化によって苦みが出てくるのかも?
最初香りは九頭竜っぽいとか言ったけど、やっぱ初亀の時のような甘さも感じられるし、やっぱ静岡の酒!って香り
ボリュームあるので食欲の秋にもってこい。まさに食中酒って感じ
2日目
初日に思ったけどほんとに火入れか?ってくらいの味のボリューム、インパクトがあってほんとに16度というのが信じられないお酒だった。もうちょい高く感じる。
おー。酒って感じ。クラシックよりの酒質ではなでしょうか?
地元のおじさま達に愛される路線の味ではないでしょうか?
味わいに様々な表情がある。甘、苦、キレ、、冷酒〜常温にかけて味わいの変化も面白い。
7日目
ん!味のりしてきた。と思う。 全然味のボリュームの衰えなし。
これは明らかに食中酒。単体でも美味しいけどなんか食べながらの方が絶対美味しいはず。、、、しかし考えたが鍋しか思い浮かばないw
ん〜。ええ酒ですな。やっぱり静岡酒だ。
どんどん飲みたくなるし、止められなくなる。 静岡らしさに溢れてる。やや穏やかな香味ながらも苦みも、キレも申し分なし。 ダラダラ飲みてーなぁー、、って時にはかなり良い。ぬる燗もよし。
8日目~
常温で放置中。
(冷蔵庫の野菜室パンパンでキレられたのでやむを得ずなのは内緒だw)
燗酒で飲んでも美味しいけど、常温の方がらしさがあって好み。風味、味の膨らみが良き。燗酒にしてもそこまで膨らむことはないので常温〜冷酒でくいっと飲んだ方が美味しいかもです。冷酒で鍋物、、GOOD!
あとがき
お酒は嗜好品です。あなたはどこの都道府県のお酒が好みでしょうか?
今更ながら個人的に静岡のお酒があんまり好みでないかも?
なんて気付けたりもしてきました。
でも!また懲りずに生酒や純米吟醸あたりも飲んじゃうと思います。
ありがとうございました。